宮城県伊具郡丸森町で楽天モバイルの基地局撤去を求めている住民の会が、三木谷浩史社長に対して署名を提出した。基地局は、今年の6月に丸森町の公有地に設置された。基地局から直近の民家までは10数メートル。
住民の代表は町議を伴って、電磁波による人体影響を裏付ける資料や日弁連の見解などを町当局へ提出し撤去を求めたが、要望を拒否された。そこで今回の署名活動に至った。
住民側の要望は、次の点である。
・ケータイの電波(マイクロ波)が遺伝子毒性を有している事実。
・総務省の規制値があまりにも緩く、住民らが恐怖を感じている事実。
・予防原則を遵守してほしいという要望。
・ケータイ端末であれば、使用時以外は電源を切るなどして管理できるが、基地局は24時間稼働しているので、住民が常時危険にさらされること。
・楽天モバイルを使用する必要がないこと。
住民らは、楽天モバイルに対する調停の申し立ても検討している。